基礎知識編ではローソク足の作成方法について触れましたが、ここでもう少し詳しくローソク足の見方について見てみましょう。海外ではバーチャートと呼ばれるチャートが一般的ですが、それは一日のレンジ(高値と安値の差)を一本の縦線(バー)で表し、そのバー上に終値だけを横線で記したシンプルなものです。それに比べてローソク足は数値としては単に始値が加わるだけですが、そこから得られる情報量は格段に増します。また陰陽の別や、始値と終値の差(実体の長さ)やヒゲとの位置関係などにより、相場の解釈上、様々な意味を持ちます。 ![]() 下の図はローソク足の中でも特に特徴的な形の例と、それぞれが持つ一般的な意味を記したものです。但し、特に為替相場の場合には、この単体での意味や後に紹介する複数のローソク足の組み合わせによる意味を売買サインとして妄信すべきではありません。あくまでもその意味するところから、いま相場がどのような動き方をしているのかの理解に役立てる、つまり相場をよく見るためのツールとして利用するならば非常に有用であると考えます。
また、ローソク足を見ただけではわからない情報もあります。 ![]() 上の図に示した陽線の例のように、一日のレンジのうち、高値と安値のどちらを先につけたかによって、終値にかけての地合いは変わってきます。(1) は先に安値をつけてから上値を攻め、失敗して下げてきていますので、地合いとしては売りです。一方、(2) の方は上値を攻めて失敗して下げたけれども、下げ止まって再び上を目指している最中なので地合いとしては買いです。あるいはもっと複雑な動きをしているかも知れません。この違いを知るためには、より細かい時間の区切りのローソク足(例えば日足なら時間足など)を見れば一目瞭然です。その逆に、より大きな時間の区切りのローソク足というのもまた新たな情報を与えてくれます。次のテーマは「ローソク足の合成」です。 |
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